日本代表・山口蛍選手に学ぶ! ボランチに必要な判断力

2014年06月14日

インタビュー

判断の素晴らしさには技術と結果がともなうことが必要

――逆に試合の中で素晴らしい判断だと指導者も、自分も思う瞬間というのはどんなときでしょうか?

実はそれが自分の中であまりないんです。指導者が『ナイス』といってくれることはあるんですが、自分では『果たしてそれがベストだったのか?』と考えています。こっちの選択肢もあったけど、もうひとつ別の選択肢だったらどうだったろうと。たとえそれがベストの判断だったとして、結果的にゴールが決まったとして、それでもパスが少し後ろにズレていたから、『あそこはちゃんと通したかったなぁ』と考えています。あまり納得したことはないですね。

――つまり判断というのはいくつかの選択肢があって、その中でベストの判断ができたかどうか。プラスして、そこに技術的な裏付けがあったのかどうかが大きな要素になってきますね。

そうですね。技術的なものと、最終的には結果がついてこないと。判断ひとつでいろいろな状況が変わってくるし、その判断をできなければ試合に出られないというのがあります。

――映像を見て、自分の判断力を磨く参考にしたりしましたか?

映像はあまり意味ないと思っています。サッカーでは、その映像と同じ状況が毎回あるわけではないですから。映像を見ても次の試合でその場面が来るわけではないですからね。確かにこのときはこうすればよかったというのがあるかもしれませんが、別の状況が起きたときにそこで自分で判断できなければ、そのビデオを見返しても意味はないと思います。

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