“考える力”を日常で鍛えるサッカーノートはなぜいいのか

2014年08月16日

コラム

サッカーノートで「考える力」を磨く

 サッカーノートを書くことはイメージトレーニングですから、つまり「考える」ということです。普段から考えていると、練習でも「ここはこうしたほうがいい」とチームメイトに言えますよね。

 選手一人ひとりが考えていて、ディスカッションがあるチームはピンチやチャンスに強いです。

 逆に、コミュニケーションが取れていないチームは困った時にパッと監督の顔を見て指示が出るのを待ってしまうのです。この場合、監督が率先してコミュニケーションの場を設定してあげることが大事です。

 強いチームほどミーティングが多いはずですから。

 普段から考えていない子は、サッカーノートをいざ書こうとしても1行、2行しか書けません。ただ、サッカーノートはやる気がない子に無理矢理書かせてもダメです。

 自分たちで喜んで書きたくようになるまで、コーチがしっかり説明してあげるのです。書けない子は「書く癖」がついていないだけ。サッカーノートを毎日つけて書くトレーニングをすればどんどん書けるようになります。

 楽しくないとしたら、「じゃあどうしたら楽しく書けるようになるか」を子どもに考えさせてみましょう。

 また、コーチはポジティブなコメントしか書かないと決めてください。〝ピグマリオン効果〟といって、期待すればするほど人はその期待に応えようとするものです。

 だからサッカーノートにはネガティブなことは書かず、常に子どもたちを期待するような声をかけてほしいですね。

 子どものイメージ能力を伸ばすためには、コーチは「怒らない、指導しすぎない、指示しすぎない」。この3つが大事です。

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