【JA全農杯チビリンピック2016小学生8人制サッカー大会】関東大会 決勝レポ-ト
2016年03月22日
大会情報Warning: A non-numeric value encountered in /home/jrsoccer/jr-soccer.jp/public_html/wp-content/themes/Ume_pc/functions.php on line 217
チビリンピック関東大会は大宮アルディージャジュニアが優勝。準優勝のJACPA東京FCとともに5月の全国決勝大会に臨む!!
3月19日(土)、20日(日)の2日間に渡り、群馬県の前橋総合運動公園と宮城総合運動場にて「JA全農杯チビリンピック2016小学生8人制サッカー大会 in 関東」が開催された。準決勝で勝利した、埼玉県代表・大宮アルディージャジュニア(以下、アルディージャ)と東京都代表・JACPA東京FC(以下、JACPA)がゴールデンウィークに横浜市で予定されている全国決勝大会の出場権を獲得。21日の決勝では関東大会の優勝をかけて対戦した。
(文・写真●山本浩之)
本大会は、3ピリオド制(プレー時間36分:12分×3ピリオド)となっており、第1、第2ピリオドは選手を総入れ替えし、第3ピリオドのみ自由交代制とするレギュレーションだ。同じ選手の出場は最大でも2ピリオドまでに制限され、全ピリオドに出場することはできない。そのためチームの総合力が試される。
第1ピリオドは両チームとも無得点だったが、JACPAは1対1での個の力に強さをみせ、ピッチをワイドに使いながら、相手陣内の深くまで進入していた。一方、アルディージャも前線の選手にボールが渡ると、そこから素早いタイミングでシュートを放つなどゴールに向かっていく姿勢が強く感じられた。第2ピリオドになると、アルディージャはボールを持つ時間が多くなり、ドリブルで相手守備網を抜けてはゴール前まで迫ったが決めきれない。JACPAは防戦一方となる展開となった。
しかし、スコアレスで迎えた第3ピリオド開始早々に、ゴールネットを揺らしたのはJACPAだった。「風向きを利用してシュートを打ちました。トラップして振り向いた瞬間に打つことができました」と語る4番・佐藤陽輝くんのミドルレンジからのシュートが決まった。この日、ピッチ上には「上州名物の空っ風(からっかぜ)」といわれる強い風が吹いていたのだ。
先制を許したアルディージャも反撃に出る。失点直後から攻撃の激しさを増していくと、大会規定によりエンドの切り替わった6分過ぎになって右サイドから攻める。角度のないところからあがったクロスボールは「なかに入ってきたボールを、相手選手に奪われましたが、そのこぼれ球を押し込みました。前日には得点を決められなかったので、とてもうれしかったです」と語るアルディージャの9番・前澤拓城くんがゴールに押し込み同点とする。
第3ピリオドをタイスコアのままで終えると、勝負が決まったのは延長前半のこと。アルディージャの11番・本間翔太くんが「ペナルティエリア内に味方の選手が見えたので、クロスをあげました」という右サイドから中へと折り返したボールは相手選手に当たりゴールとなり2-1となった。
この結果、優勝したアルディージャが関東第1代表、準優勝のJACPAが関東第2代表として、両チームとも初となる全国決勝大会に出場。決勝の舞台である日産スタジアムを目指す。
■優勝 埼玉県代表 大宮アルディージャジュニア 森田浩史監督のコメント
この大会に臨むにあたって、全国大会への出場が彼らの立てた目標でした。準決勝に勝利して目標を達成できたので、決勝に向けて、子どもたちがもう一度話し合って決めた目標が「みんなでしっかり最後まで戦って優勝する!」ということでした。決勝は、気持ちを切り替えて、新しい目標に向かって臨むことできたと思っています。グラウンド状況やコンディションなど難しい条件のあったなかでも、チームがひとつになって最後まで戦ってくれました。まだまだ足りない部分があって、これから力をつけていかないといけないところもありますが、この子たちの良さを活かしながらアルディージャの目指しているサッカーをプラスできたらいいと思います。彼らの良さとは、ボール際で戦えること、スピードのあること、1対1で負けないなどのところです。サッカー選手として、いいものを持っていると思っています。
■準優勝 東京都代表 JACPA東京FC 野口光彦監督のコメント
激戦区の東京を制してこの舞台にたどり着いたわけですが、関東のレベルはさらに高く驚かされました。この大会を経験することで選手をはじめ、私たち指導スタッフにとっても勉強になりました。もちろん勝負にこだわらないといけない部分もありますが、それ以外にも大きな収穫のある大会でした。準決勝を終えるまでは、連れてきた20人の選手全員に出場機会を与えることはできませんでしたが、全国大会の出場権を得たことで、それまでに出場する機会のなかった選手に決勝という大きな舞台を経験させてあげることができました。JACPAはサッカークラブですが、サッカーだけ強ければいいというのではなく、人間を育てるという考えがあります。この大会では、サッカーのことだけではなく、宿舎での共同生活なども含めて経験値を高めてくれればと願っていましたが、見事に結果につなげてくれたと思います。
<関連リンク>
- 【JA全農杯チビリンピック2016小学生8人制サッカー大会】全国決勝大会 大会結果
- 【JA全農杯チビリンピック2016小学生8人制サッカー大会】全国決勝大会 決勝レポート
- 【JA全農杯チビリンピック2016小学生8人制サッカー大会】全国決勝大会 フォトギャラリー
- 【JA全農杯チビリンピック2016小学生8人制サッカー大会】関東大会 決勝レポ-ト
- 【JA全農杯チビリンピック2016小学生8人制サッカー大会】関東大会 大会フォトギャラリー
- 【JA全農杯チビリンピック2016小学生8人制サッカー大会】関東大会 大会結果
>>ジュニサカ公式facebookはこちら
>>ジュニサカ公式Twitterはこちら
>>ジュニサカオンラインショップはこちら
カテゴリ別新着記事
ニュース
-
【第49回 日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会】出場チーム決定!2025.06.18
-
なでしこジャパン(日本女子代表)、国際親善試合(vsスペイン女子代表)と「E-1サッカー選手権」に臨むメンバー発表!2025.06.18
-
「エリート女子GKキャンプU-15」参加メンバー発表!2025.06.17
-
「東北トレセン女子U-13」が開催!2025.06.10
フットボール最新ニュース
-
近江高校の躍進を支えた7つの班。「こんなに細かく仕事がある」部員も驚くその内容2024.05.21
-
「三笘薫ガンバレ」状態。なぜサッカー日本代表は個を活かせないのか?2024.05.21
-
【遠藤航・分析コラム】リバプールは何が変わったか。遠藤を輝かせる得意の形2024.05.21
-
リバプールがプレミア制覇に一歩リード?「タイトル争いは間違いなく波乱万丈」2024.05.21
-
前回王者マンC、絶対的司令塔の今季CL初出場・初ゴールで勝利。レアルも先勝2024.05.21
大会情報
-
【卒業記念サッカー大会 第18回MUFGカップ 大阪大会】大会結果2025.03.07
-
【卒業記念サッカー大会第18回MUFGカップ 東京大会】フォトギャラリー2025.03.03
-
【卒業記念サッカー大会第18回MUFGカップ 東京大会】F.Cボノスが逆転勝利で優勝を果たす!<決勝レポート>2025.03.01
-
【卒業記念サッカー大会 第18回MUFGカップ 愛知大会】大会結果2025.02.25
お知らせ
人気記事ランキング
- 低学年と高学年の食事量の違いは?/小学校5・6年生向けの夕食レシピ例
- 栄養も食事量も“バランス良く”/小学校1・2年生向けの一日の食事例
- 「運動ができる子は勉強もできる」は本当か?
- プロフットボーラーの家族の肖像『久保竜彦 ~本気で向き合うということ~』
- 東北トレセンU-13が開催!
- パスやシュートばかりでドリブルしない子ども
- 長友佑都・小川佳純も大学からプロへ! 明治大学サッカー部 神川監督に聞く、学生サッカーと文武両道【前編】
- 【第39回全日本少年サッカー大会】山口県大会 決勝フォトレポート&大会結果「レノファ山口U-12が山口県大会制覇!5年ぶりに全国切符」
- 『クーバー・コーチング キッズのスキルアップ練習メニュー集』が4月6日に発売!
- 「何を?」「どのように?」「どこで?」「いつ?」プレーするのかが戦術だ【10月・11月特集】