小学生年代で世界を経験。高校生になっても生きていることとは【桐光学園・淡路昂宏選手/川崎フロンターレU-12出身】

2016年11月04日

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小学生時代からこだわって取り組んでいた『パス』

「やっぱり小学生のうちから経験しておいて良かったことは多かったです。特にダノンネーションズカップの世界大会は思い出に残っています。海外の選手は小学生でも、日本人より体格とスピードが上回っていました。けれども足下の技術だけは日本の選手のほうが上だった。僕らが唯一勝てるのは足下の技術だったんです。これだけは他の国の選手よりも日本人のほうが上回っていると実感することができました」

 淡路が参加した2010年のダノンネーションズカップは南アフリカで開催された。川崎フロンターレU-12は、イングランド、バングラデシュ、ウクライナ、アメリカ、アイルランド、フランス、チリと対戦し40ヵ国中5位という成績を残した。

 強度の高い環境のなかでサッカーの経験値を高めることのできたジュニア時代。世界を経験したことで知った足下の技術を磨き続けることの大切さ。なかでも特に意識して取り組んできたものが淡路にはあるという。

「それはパスです。高崎監督からパスの精度をあげるように言われてきました。ファーストタッチでボールを置くところを意識して、ロングでもショートでも、味方がパスを受けやすいようにキックの精度にこだわって取り組んできました。自分の武器になるように小学生のときから磨き続けてきたのでパスには自信があります」

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