“早熟タイプ”か“晩熟タイプ”か。成長のピークはいつ訪れる? 子どものタイプを知ろう!!

2017年04月25日

メンタル/教育

身長の伸び方でわかる早熟タイプ・晩熟タイプ

 さて、【図1】をもう一度見てみると、それぞれの身長の伸び方が山型の曲線で、その山型の曲線がとても似ていることに気づきます。

 この図は簡便に図式化したものですから、実際には山型の曲線は少しずつ異なり、一人ひとりの子どもによって山の高さと傾斜が違います。それでも、大まかに見ると、山型曲線のピークがどの時期にあるかという点が違うだけで、そのピークを揃えてみると山形曲線は非常に似ているのです。

 このことは、子どもの身長の発達は伸びる時期が異なるものの、ほぼ同じような発達の経過をたどることを示しているのです。正常な環境に育てば、窪みのある山や台形の山のような発達経過をたどることはありません。

 こうした現象は、遺伝的影響の大きい身長においてのみ生じるとも言えますが、運動特性や心理的特性にも、同じような現象が見られるのではないかと筆者は考えています。

 もしこの仮定が正しいとすれば、最善の環境を保障しながら、子どもの発達を待つという姿勢が大人には要求されることになります。この点については、読者の皆さんも一度考えてみてください。

 ここでは、わかりやすくお伝えするために、確実に測定できる身長について記しました。もちろん、身長以外の特性でも早熟・晩熟と判断できることもあります。

 いろいろな特性の発達の仕方にも個人差がありますので、例えば「心」だけが早熟という場合もあるかもしれません。ただ、人間の特性は、関連しながら成長するのが一般的です(もちろん例外はありますが)。よって、身長が伸びていれば心も成長していると判断できるのです。


プロフィール
奥田援史(おくだ・えんじ)
滋賀大学教育学部准教授。運動心理学・幼児教育専門。ドイツの大学にてサッカー指導法を学ぶ。元関西高校選抜。公認キッズインストラクター。運動発達等の研究論文多数。『ジュニアサッカーキッズのトレーニング集』(小社刊)をプロデュース。


 

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