「メンタルを強くする=厳しい指導」ではない! アルゼンチン人指導者が推奨するメンタルを伸ばすための5つのポイント
2017年09月05日
メンタル/教育明日9月6日に発売となる『ジュニアサッカーを応援しよう! VOL.46 秋号』。特集のテーマは『引き出せ!子どものやる気スイッチ』です。今回は、最新号発売に先駆けてジュニア年代からどんなメンタルの指導法ができるのかを、アルゼンチン人指導者の言葉から考えます。
文●栗田シメイ 写真●Getty Images 写真提供●スペシャルアスリート
※この記事は2016年8月26日に掲載した記事を再編集したものです。
メンタルを強くするための“環境”を作る必要がある
たとえ練習試合でも絶対に負けない。そんな強固な意思を全面に出すのがアルゼンチンの国柄だ。アルゼンチン人のここぞという場面での勝負強さの源泉に流れるのは、幼少期からの積み重ねに他ならない。
では、いかにしてメンタルを強くしているのか。日系人として初めて、監督、コーチとしてアルゼンチンサッカー協会で12年間代表チームと関わってきたホルヘ川上氏の話しから、ジュニア世代のメンタル指導論を探った。
「メンタルの強さというのは、“失敗することは間違ったことではない”と子どもたちに理解してもらうことから始まります」。ジュニア世代のサッカースクールを運営するスペシャルアスリート代表の稲若健志氏はこう話す。
稲若氏は、レアル・マドリードのユースとも関わりを持ち、スペインサッカーにも精通するが、「日本の子どもたちの必要なのはスペインよりもアルゼンチンサッカーのマインド」という考えのもと、ホルヘ氏を今年からコーチとして呼び寄せた。
「15歳くらいまでの年齢だと、日本の子どもたちは世界的にも高い技術がある。ただ成長して、フィジカル的な差が出てくると強豪には勝てなくなるし、メンタル面でも差は生まれてくる。文化が違うので日本とアルゼンチンで同じ指導をしても意味はないですが、メンタルを強くするための“環境”は作る必要があると感じています」とホルへ氏は提言する。
カテゴリ別新着記事
ニュース
フットボール最新ニュース
-
近江高校の躍進を支えた7つの班。「こんなに細かく仕事がある」部員も驚くその内容2024.04.24
-
「三笘薫ガンバレ」状態。なぜサッカー日本代表は個を活かせないのか?2024.04.24
-
【遠藤航・分析コラム】リバプールは何が変わったか。遠藤を輝かせる得意の形2024.04.24
-
リバプールがプレミア制覇に一歩リード?「タイトル争いは間違いなく波乱万丈」2024.04.24
-
前回王者マンC、絶対的司令塔の今季CL初出場・初ゴールで勝利。レアルも先勝2024.04.24
大会情報
-
【卒業記念サッカー大会 第18回MUFGカップ 大阪大会】大会結果2025.03.07
-
【卒業記念サッカー大会第18回MUFGカップ 東京大会】フォトギャラリー2025.03.03
-
【卒業記念サッカー大会第18回MUFGカップ 東京大会】F.Cボノスが逆転勝利で優勝を果たす!<決勝レポート>2025.03.01
-
【卒業記念サッカー大会 第18回MUFGカップ 愛知大会】大会結果2025.02.25
お知らせ
人気記事ランキング
- 『JFAフットボールフューチャープログラム トレセン研修会U-12』2017年度の参加メンバー768名を発表【変更あり】
- ポジションが変わらない息子
- 山口育成担当技術委員長に聞く! リーグ戦の推進は四種年代のサッカーをどう変えるか?
- 【高円宮杯第26回全日本ユース(U-15)サッカー選手権大会】決勝レポート「FC東京U-15深川が逆転で日本一、6年ぶり2度目の優勝」
- 【ジュニアユース 体験練習会】VERDY S.S. AJUNT(東京都)
- 柏レイソルが後半の逆転劇で2年ぶりに全国行きの切符を獲得!!/第41回全日本少年サッカー大会 千葉県大会
- 反復練習に時間を費やす必要はない。 戦術理解を養う「止める・蹴る」の指導法とは
- 夕食は18時が理想的。それができない場合は? 「睡眠の質」を高める栄養素
- 「JFAエリートプログラムU-14日韓交流戦」参加メンバー発表!
- 子どもの”強い心”を育むために親が「できること」「してはいけないこと」