「早生まれは損?」「うちの子にだけケガが多いのはなぜ?」保護者が気になる“5つの疑問”に専門家が答えます!
2018年01月30日
コラムQ.成長期に入って、子どもが伸び悩んでいる……。
A.楽しく練習できていれば必ず上達していくものです。

リフレッシュできる環境作りが大切
【奥田先生の解説】
20M先のゴミ箱にボールを投げるゲームで、10回のうち何回入るでしょうか。最初は1回も入らないかもしれませんが、1万回も練習すれば、8回や9回は入るかもしれません。その上達の過程をみると、成績がぐんと伸びた時期やあまり変化しなかった時期、時には成績が少し低下した時期があるはずです。
こうした道筋を辿るのは自然なことです。心理学では、ある技能レベル以上の場合で成績が停滞する時期を 「プラトー」、熟達者に生じる成績の低下を「スランプ」、一定期間の休憩後に成績が向上することを「レミニッセンス」と言ったりします。
また、サッカー協会は、思春期前後に生じるぎこちない動きのことを「クラムジー」と呼んでいます。では、どうして順調に上達していかないのでしょうか。それは技能の複雑さ、練習方法、疲労の蓄積、やる気や集中力の低下など、様々な要因が原因となっていると考えられます。
別の見方では、より上達するために、これまでとは違うやり方を学び直す必要があるとも考えられます。発達的にみると、背が高くなったり筋力が増えたりしますので、それに適した技能を習得するためとも言えます。成長期の子どもの伸び悩みに対しては、まずは誰もが辿る道と考え、保護者としては「待つ」ことが必要です。
子ども自身の気持ち、指導者の方針などで休まずに試合や練習を続けることもありますが、仮にオスグッド病などになっていた場合、悪化させてしまいます。子どもの成長には時間が必要なのですから、焦らずに休む・休ませる勇気が必要なのです。
次に、リフレッシュできる環境あるいは練習内容を準備することが大切です。また、より知識の豊富な専門家にアドバイスを求めるのも良いかもしれません。いずれにしろ、子どもの場合は、楽しく練習できていれば、必ず上達していくものです。
<アドバイザー>
奥田援史先生
滋賀大学教育学部准教授。運動心理学が専門で、双生児研究や早期教育について調査をしている。サッカーは、小学1年から始め、関西高校ユース代表になったことがある。スポーツ少年団のコーチもしたことがある。
カテゴリ別新着記事
コラム
-
親は子どものサッカーにどこまで関わるべきか?「サッカーが習い事になると難しい」佐久長聖高校女子サッカー部監督が語る2026.03.18
-
U-12からU-18に何人残れるか?「川崎フロンターレの軸となっていかなくちゃ」大田和直哉監督が取る勝負と育成のバランス【全日本U-12サッカー選手権コラム】2026.01.05
-
「なぜ、これだけいい選手が熊本に集まるんですか?」ソレッソ熊本指揮官は信念をもって個性を伸ばす【全日本U-12サッカー選手権コラム】2026.01.03
-
「ヴァンフォーレ甲府らしくやります」U-12監督が出す“色”。全国大会を経験した選手たちはどんな成長曲線を描くか【全日本U-12サッカー選手権コラム】2026.01.01
フットボール最新ニュース
-
レアル・マドリードが逆転勝利【25日結果まとめ/欧州CL】2026.01.01
-
インテルがまさかのCL敗退【24日結果まとめ/欧州CL】2026.01.01
-
ニューカッスル、イングランド代表ウィンガーが4ゴール【18日結果まとめ/欧州CL】2026.01.01
-
レアル・マドリードが後半に1点もぎとり白星【17日結果まとめ/欧州CL】2026.01.01
-
アーセナルが全勝首位通過【28日結果まとめ/欧州CL】2026.01.01
大会情報
-
【卒業記念サッカー大会 第19回MUFGカップ 愛知大会】大会結果2026.03.09
-
【卒業記念サッカー大会 第19回MUFGカップ 大阪大会】大会結果2026.03.09
-
【卒業記念サッカー大会 第19回MUFGカップ 東京大会】大会結果2026.03.02
-
【卒業記念サッカー大会第19回MUFGカップ 東京大会】フォトギャラリー3(決勝&閉会式)2026.02.27
お知らせ
人気記事ランキング
- 【第8回 J-VILLAGE CUP U-18】U-18日本代表メンバー発表!(選手変更あり)
- 親は子どものサッカーにどこまで関わるべきか?「サッカーが習い事になると難しい」佐久長聖高校女子サッカー部監督が語る
- 【モンテギュー国際大会】U-16日本女子代表メンバー発表!
- 【JAPAN FOOTBALL FESTA IN KASHIWA 2026】U-12育成型クラブW杯を目指す国際サッカー大会が開催決定!
- 【AFC U20女子アジアカップタイ2026】U-20日本女子代表メンバー発表!
- 「なぜ、これだけいい選手が熊本に集まるんですか?」ソレッソ熊本指揮官は信念をもって個性を伸ばす【全日本U-12サッカー選手権コラム】
- 豪州、韓国を経て3年ぶりJ復帰。高萩洋次郎選手が15歳で決断した「越境」という選択
- ポジションは固定すべき?
- 風間八宏氏監修!! 世界に通ずる“トラウムトレーニング”流のファーストタッチ習得術とは【後編】
- <短期連載>プロサッカー選手からサッカー少年・少女を持つ親へのメッセージ③














