「特別に目立つこともなかった」幼少期。中島翔哉の”才能”が磨かれた原点とは

2018年05月18日

コラム
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LIEGE, BELGIUM - MARCH 23: Shoya Nakajima of Japan reacts during an international friendly between Japan and Mali at the Stade de Sclessin on March 23, 2018 in Liege, Belgium. (Photo by Jörg Schüler/Getty Images)

小6ながらU―13の全公式戦にスタメンで出ていた

 同じく遊びのゲームに加わった1人であるヴェルディジュニアユースU―13監督だった丸山浩司氏(クリアージュフットボールクラブコーチ)も「翔哉に対してはこっちも真剣に向き合った」と本音を吐露する。

「翔哉みたいなサッカー小僧を見ると、僕ら大人も自然と気持ちが入って来る。だから、こちらも決して手を抜くことなく、本人が泣くくらいまで追い込みました。それでも翔哉は絶対に諦めずに食らいついてきた。やられてもやられても向かってくる。そういう捨て身の姿勢を見て、『この子は小さいけどチャンスを与えてみたい」と感じ、小6の時から中1の試合に出すようになりました。

 小6の1年間、翔哉はジュニアユースU―13の全公式戦にスタメンで出していました。1つ上の学年の中に交じっても、技術的には全く問題なかったですし、十分戦えた。体の大きさはあまり関係ないんだなと私自身も勇気づけられましたね」と自身も小柄な選手だったという丸山コーチは神妙な面持ちで語っていた。

 大人に揉まれ、逞しさと子ども離れしたメンタリティを身につけた翔哉少年は2006年夏の全日本少年サッカー大会でも活躍。ヴェルディジュニアは優勝候補の最右翼に挙げられていた。

 ところが準決勝で喜田拓也(横浜F・マリノス)擁する横浜F・マリノスプライマリーにまさかの苦杯を喫してしまう。最終的にはそのマリノスが優勝。負けず嫌いの彼は悔しさを爆発させたに違いない。

 (続きは、僕らがサッカーボーイズだった頃4 夢への挑戦でご覧ください)


<プロフィール>
中島翔哉(なかじま しょうや)

小学校時代:松が谷フットボールクラブ→東京ヴェルディジュニア
中学校時代:東京ヴェルディジュニアユース
高校時代:東京ヴェルディユース

1994年8月23日、東京都生まれ。小学5年生時に松が谷フットボールクラブから東京ヴェルディジュニアに加入する。その後、ジュニアユース、ユースと昇格。2011年にはクラブ ユース選手権で連覇を果たし、自身もベストヤング賞プレーヤーに選出された。同年にはU-17日本代表に選出されU-17ワールドカップに出場した。12年に2種登録選手に登録され、9月にトップチーム初出場を果たすと、10月にはプロ契約締結が発表された。2014年にFC東京へ完全移籍。2017年からはプリメイラ・リーガ(ポルトガル1部)のポルティモネンセに渡り、アタッカーとして活躍している。


僕サカ4書影データ

【商品名】僕らがサッカーボーイズだった頃4 夢への挑戦
【著者】元川悦子
【発行】株式会社カンゼン
四六判/232ページ
2018年5月21日発売予定
※発売日は変更になる可能性がございます。

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