東京都伝統のトレセン大会「TOMAS CUP」は第6ブロック選抜が優勝を飾る/決勝レポート
2018年07月02日
TOMAS CUP第34回東京都選抜少年サッカー大会取材・文・写真●中澤捺生
第6ブロック選抜が再戦を制す
6月30日(土)、7月1日(日)に稲城市中央公園総合グラウンド・稲城長峰ヴェルディフィールド(東京都稲城市)で「TOMAS CUP第34回東京都選抜少年サッカー大会」が開催され、決勝戦で第6ブロック選抜(板橋/北/豊島)が第11ブロック選抜(町田/多摩/稲城)を3-1で下し、優勝を飾った。
「TOMAS CUP」は東京伝統のトレセン大会。1~15ブロック選抜+東京女子選抜の16チームが参加し、3ピリオド制(第1、2、3ピリオド各15分)が採用されている。
決勝戦に駒を進めたのは第6ブロック選抜と第11ブロック選抜だった。この両チームは初日に行われた予選リーグで対戦。その時は3-3のドローに終わっている。
15時キックオフとなった決勝戦は、強い日差しが降り注ぐなか行われた。
試合が動いたのは第1ピリオドの9分。第6ブロック選抜がペナルティエリア左角でFKを獲得すると「いつもは、FKとかはあまり蹴らないんですけど、今回は勇気をだして、蹴りました」と7番・滝沢昴琉くん(三菱養和SC巣鴨ジュニア)が直接沈めて先制に成功する。その後も、先制点の勢いそのままに、第6ブロック選抜が多くのチャンスを作った。
選手を総入れ換えした第2ピリオド。第6ブロック選抜は開始早々に待望の追加点を挙げる。右サイドの16番・永井康誠くん(三菱養和SC巣鴨ジュニア)がペナルティエリア内でパスを受けると飛び出してきたGKをかわし、なかに折り返す。走り込んでいた11番・関口慶次郎くん(ヴィルトゥスSC)が落ち着いてゴールに流し込みスコアを2-0とした。
反攻したい第11ブロック選抜だったが、ディフェンスラインを高く敷く第6ブロック選抜のハイプレスに”はまり”パスを出してもすぐにボールを失ってしまう。第6ブロック選抜の指揮を執る小池一博監督はこの守備について「ディフェンスラインも待っているだけじゃなくて、コンパクトにして、ラインを高く敷くとか、8人全員が守備に関わるようにしようということは強化試合からずっと言い続けてきました」と話す。
第6ブロック選抜2点リードで迎えた第3ピリオド。第11ブロック選抜はCKから15番・仙石力久くん(大蔵FC)のゴールで1点差に詰め寄るも「6番の小林(蹴人)くんが右サイドからシュートっぽいクロスをくれました。少しだけなかに入り遅れたけど上手く合わせることができてよかったです」とゴールを許した数分後に7番・滝沢くんがこの日2点目のゴール挙げる。結局、第6ブロック選抜が大会2度目となった試合を制し 、2015年大会以来となる優勝を飾った。
<ジュニサカMOM>
第6ブロック選抜の7番・滝沢くん(三菱養和SC巣鴨ジュニア)。第11ブロック選抜との決勝戦ではFKによる先制ゴールとだめ押しとなる3点目をマーク。小池監督は「彼のことは養和の試合でよく見ています。パワフルだし、ゴールを目指せる力があります。選抜チームに入っても力を発揮してくれました」とコメントしてくれました。
<関連リンク>
・TOMAS CUP第34回東京都選抜少年サッカー大会
>>ジュニサカ公式facebookはこちら
>>ジュニサカ公式Twitterはこちら
>>ジュニサカ公式Instagramはこちら
>>ジュニサカ公式Youtubeチャンネルはこちら
>>ジュニサカオンラインショップはこちら
カテゴリ別新着記事
セレクション
-
【ユース セレクション】ザスパクサツ群馬(群馬県)2020.09.23
-
【ジュニアユース 体験練習会】SC大阪エルマーノ(大阪府)2020.09.23
-
【ジュニアユース セレクション】府ロクジュニアユース(東京都)2020.09.23
-
【ジュニアユース(女子)セレクション】ザスパクサツ群馬レディース(群馬県)2020.09.18
コラム
-
サッカーを通じて“目標を達成する力”をつける思考術とは2021.01.19
-
“考えてサッカーをする力”を身につけるためには?2021.01.18
-
動きながらの技術を養う!色違いビブス/パス交換 【トレーニング動画】2021.01.15
-
実戦でテクニックが活きる!パス&コントロール(ターン)【トレーニング動画】2021.01.13
大会情報
-
鹿島アントラーズノルテジュニアが初優勝を飾る ~ワーチャレ取材日記④~2020.12.31
-
大会4日目フォトギャラリー【U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ2020】2020.12.31
-
準決勝に進出した4チームの指導者は大会で何を感じたのか。 ~ワーチャレ取材日記③~2020.12.30
-
【U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ2020】決勝トーナメント 大会4日目(12/30)2020.12.30
お知らせ
人気記事ランキング
- “早熟タイプ”か“晩熟タイプ”か。成長のピークはいつ訪れる? 子どものタイプを知ろう!!
- 子どもの「背が伸びない」悩みを食事で解決!! 身長をグングン伸ばす5つのポイントとは?
- 柴崎岳はなぜ一流になれたのか? 青森山田高・黒田監督「彼はバスの移動中の時間も無駄にしない」
- 実戦でテクニックが活きる!パス&コントロール(ターン)【トレーニング動画】
- 動きながらの技術を養う!色違いビブス/パス交換 【トレーニング動画】
- 「筋トレをすると背が伸びなくなくなる」「牛乳を飲むと背が伸びる」はホントか?
- 運動神経は”才能”ではない!? スポーツ上達の秘訣は「脳」にあり
- 栄養不足は身長が伸びない原因に! 子どもの成長を促す亜鉛の重要性って?
- 「動きながらの技術」はサッカーに必要不可欠。技術と戦術をつなぐ“ダイナミックテクニック”とは
- サッカーのプレー自体にリスクは少ないが…。“コロナ時代のジュニアサッカー” 危険なのは?