子どもたちに戦術を落とし込めているのか? 柔軟性を持った指導者と一貫した育成方針の必要性/ジュニサカ会議3【9月特集】

2018年09月12日

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どの年代から実力主義に切り替えるのかを全体で同一意識を持ちたい

中澤「僕も小学生時代にレギュラーとしてプレーしていました。余談ですが、チビリンピックにも出ていて、今ジュニサカ編集局で一緒に働いている吉村(洋人)さんに写真を撮ってもらったことがあります(笑)当時の監督からはいろいろと指導を受けていますが、どうしても試合に出られない子たちはグラウンドの隅で練習させるようなことがありました。今思い返せば、ただ勝つためだけにレギュラー組だけでひたすら練習させ、控え組の子どもたちは何も得られるものがなかったのだと思います。

 だから、中学生に上がって控え組の子たちは何人かサッカーを辞めた子もいました。記事(「仲間」の存在は選手に何を与えるのか? バディーSCが示した一体感)でも書きましたが、チビリンは最低16人が出場するルールになっているので、僕が小学生時代に同大会で覚えているのは控え組が出たピリオドで失点して結果的に負けてしまい、『ふざけんな』と感じた思い出があります。もちろん、今は控え組も出場すべきだと思っています」

木之下「子どもは子どもの気持ちがありますからね。そういう思いを持ったのは当たり前です。そういう意味では、日頃からどういうプレー環境を作るのかが大事になります。メキシコも、スペインも、ドイツもよりハイレベルなところを目指して競争が本格的に始まるのは13歳からです。日本で例えると、中学生から。バルサのダビド監督も言っていましたが、ワーチャレに出場していた選手にとっては『ここからが本当の生き残りだ』とはっきり言葉にしていました。『今後はレギュラー組もベンチにすら入れない選手も出てくる』と。

 それはメキシコの監督も言っていました。でも、一方で『だけど、ジュニアは全員にチャンスを平等に与えている』とも口にしていました。ワーチャレのバルサは時間配分も均等に近い状況です。私は日本も『ジュニアは幅広くチャンスを与えるべきだ』と思います。試合数が多くなる6年生の段階で『急にレギュラーと控えを極端に分けるようなことをやるから子どもたちにも大きなストレスがあるんだ』と思うんです。だいたい、日本だと4年生ぐらいから試合数が増えてくる。そうした場合、4年生の時から出場機会を全員に平等に与え続けて、6年生でも継続すれば子どもたちにとっても大人にとってもそれが当たり前になる。もし6年生になって急にレギュラー組と控え組ということにしたらおかしくなるし、小さい頃から一貫して行動していればいいんです。私も4月から町クラブの指導者として20年ぶりに復帰しましたが、携わるクラブでは改革している最中です。もちろん、代表がそういう考えの持ち主だったこともあります」

中澤「以前、サカイクさんである記事(勝利至上から全員出場にチーム方針が変更。息子のモチベ下がっちゃう問題)を拝見しました。今まで務めていた監督はレギュラー組と控え組をわけていたけど、新しく監督が変わったら急に出場機会が平等に与えられるようになった、と。そうしたらレギュラー組の子のモチベーションが下がったので、新しいクラブへの移籍を検討しているという内容でした。

 やはり、そういった価値観や評価基準に関わることはクラブとして一貫したものを共有しておかなければ問題が起きてしまいます。子どもたちにも『どうしてか?』ということが示せませんから。保護者からすると、レギュラー組と控え組にわけることは当たり前かもしれません。でも、クラブとして小さい頃から出場機会を平等に与え、卒業するまでそうしていれば保護者も『クラブの方針だ』と理解できていると問題になりません。そういうクラブの方針みたいなものは保護者会みたいなもので、しっかりと資料として示すべきだと思います」

改めて考えたい「4種年代」の問題点

 

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