楽しい練習で「競争心」を煽る。スピードとスタミナを伸ばす方法
2019年01月09日
コラムボールを使いながらサッカーで競わせる
新田氏は、必ずボールを使うこと、をポイントにあげる。
「子どもは競争するときに、目的やゴールがあったほうが楽しいと思えるので、ボールは使ったほうがいいと考えます。徒競走のように、直線的な動きを何本も繰り返しても同じ動きなので、大人のサッカー選手でも苦痛になるので、トレーニングの効率は上がりません。それに徒競走のような走りの場合、直線的な動きに対して足は速くなると思いますが、あらゆる動きがあるサッカーにおけるスピードは変わっていかないのではと考えます。僕個人は、いわゆるスピードトレーニング、たとえば、『地面をしっかり蹴って走りましょう』といった陸上の専門家の方がされるような指導は、専門的な知識も十分ではないので、サッカーに励む子どもたちには指導したことがありません。サッカーのスピードは、よりサッカーを楽しむなかで、そこに『競争』を持ちこむことで育まれるものだと考えています」
体力面の向上を狙い、シンプルで直線的なランニングを課すにしても、ボールを使う場面をうまくミックスすることが大事だと新田氏は話す。
「たとえば、最初に1分間ほどずっと走っている、という状況から、コーチ役が笛を吹いたら1対1の勝負がスタート、という設定にするんです。すると子どもたちは1分間走っている間も『1対1はまだかな……』という緊張感があって、その後に競争が始まるので、本人たちは体力のトレーニングをしていると思わずにトレーニングができているんです。そういう時間の作り方も大事だと思います」
新田氏は「体力」についてこう捉えている。
「体力というのはどんなメニューを繰り返しても、継続していれば自ずと向上していくものだと思います。ボールを蹴り続けていれば、サッカー体力は向上します。それだけに、子どもたちにはボールを交えながら色々なトレーニングをさせてあげることを意識したほうがいいと思っています」
子どもの競争心を刺激する設定を作り、ボールを使いながらサッカーで競わせる――。あまり難しいことは考えなくとも、これで十分にスピードと体力の両面が向上する、というのが新田氏の考え方だ。
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