子どもの「糖質カット」は危険! 集中力を高める食事の工夫とは?

2019年02月19日

コラム
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食べ方の工夫で集中力は高められる
 
 食材だけでなく、集中力を上げるための食べ方の工夫もあります。まず、野菜から食べること。それは野菜に含まれる食物繊維が、糖質や脂質、コレステロールなどの消化、吸収を遅らせ、食後の血糖値上昇を抑えてくれるからです。
 
 次に、ゆっくり食べることです。ゆっくりと、しかもよく噛んで食べることは脳の活性化につながります。また、だ液の分泌が増えて、消化酵素が食べ物を分解し、胃腸の負担を軽減してくれます。さらに、ゆっくり食べることは大食いを防ぐことができます。急いで食べると、満腹感が脳に伝達されるのが追いつかず、大食いしてしまう原因になります。
 
 さらに、朝昼夜と3食きちんと食べること。食事の回数が少ないと、1食ごとの血糖値が上昇しすぎて、急激に下がります。それに対して食事を3食摂り、間食(おやつ)を摂ると、1食ごとの血糖値の上下が大きくならないと言われています。
 
 低GI値の食材の中でも、徐々に血糖値を上げるナッツ類がオススメです。ナッツ類にはレシチンが含まれています。レシチンは、細胞膜の主成分であり、記憶と深く関わるアセチルコリンの材料でもありますから、ジュニア年代の子どもたちの間食(おやつ)にピッタリです。
 
 また、ナッツ類は硬いものが多いので、噛むことで脳を刺激し、さらに集中力を上げることができます。他にも、おやつとしてオススメなのは納豆、枝豆、レバー、卵黄、小魚などです。
 
 また、甘味料にもGI値があります。

【GI値が55以下のもの】
アカシアはちみつ/アガベシロップ/ココナッツシュガー/果糖/本みりん/キシリトール/オリゴ糖
【GI値が56〜69のもの】
てんさい糖/和三盆/ショ糖
【GI値が70以上のもの】
グラニュー糖/氷砂糖/粉砂糖/白砂糖/三温糖/黒砂糖/メープルシロップ/ブドウ糖/麦芽糖

 おやつを作る時、料理に甘みを足したい時、どんな甘味料を使っていますか? 脳を活性化させて集中力を高めるには、できればGI値の低い甘味料を使いたいので、ぜひ参考にしてみてください。


【プロフィール】
川上えり(管理栄養士)
海外プロサッカー選手の栄養アドバイスや、FCジュニオールの栄養アドバイザー。海外・国内遠征・合宿帯同や、アスリート向けレシピ制作、子育てママ向けのコラム執筆などで活動中。


 

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