コラム

サッカーがうまくなる選手の育成 オランダ流シュートトレーニング【後編】

2014年02月06日

前編に引き続き、オランダ在住の日本人サッカーチーム『J-Dream』でヘッドコーチを務める白井裕之さんに聞いたオランダでのシュートの考え方とトレーニング方法を紹介します。

文●白井裕之 写真●Getty Images 取材協力●J-Dream

※『ジュニアサッカーを応援しよう!Vol.24春号』P132-137より転載

(前編はこちらから)


ゴールを決めることは、サッカーで最高の瞬間

 まずサッカーという競技において、シュートをして「得点をする」ことは、最高の瞬間のひとつです。特に12歳以下の年代では、どんな形式・内容のトレーニングであっても「得点をする」機会がなくてはいけません。

 では実際の指導現場の様子はどうでしょうか? 本来なら、子どもたちにとって「得点をする」とてもエキサイティングで楽しい瞬間であるはずなのに、多くの指導者の方々は、他のことに機会を明けわたしてしまってはいませんか?

シュートして得点をするという定義

 次に、前編で説明した4つの大切なポイントの視点から、オランダでは「シュートして得点をする」というハンドリングを目的としたトレーニングをどのように計画・実践するのかを順番に説明しましょう。

「シュート」とは、得点を取るための攻撃において、最後のハンドリングという捉え方です。従って「シュート」とその前段階の「ビルドアップからチャンスを作り出す」というふたつのステップを切り離してトレーニングをすることはありません。

 指導者が目指すことは、ビルドアップからシュートまでの過程で各選手が実行するハンドリングのレベルアップ。それによって、最終的にチームの得点能力が向上し、チームの勝利につながると考えています。

 ハンドリングといっても、ペナルティーエリア付近でボールを持ったフォワードの選手のシュートだけではありません。その選手がボールを受けるためのフリーランニングやトラップ、味方選手とのコミュニケーション(いつボールを要求するか・タイミング)、他の周りにいる味方の選手のそのチャンスメイクに関与したすべての要素がハンドリングに含まれます。

 シュート力があっても、トラップのできない選手はシュートがうまく打てませんよね。同じく敵のディフェンダーのポジションを見ながらフリーランニングができない選手は、ボールをうまく受けられないですから、シュートまでなかなかたどり着きません。

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