U-17日本代表を率いる吉武博文監督に聞く! 「蹴る」技術の重要性【後編】
2013年10月27日
コラム反復する回数が大事
──ご自身だったらこれをやってみるという練習は?
やっぱりミニゲーム、スモールサイズゲームですね。そのなかでゴールがいくつもあったり、ピッチが横長だったり縦長だったり。強い選手3人と弱い選手5人で試合をしたりしますかね。その他にも、いつも点を入れるほうの側にフリーマンをつくったりとか、木に当てたら得点だとか……。画一的なミニゲームではなく、いろいろな用具とかあるものを利用しますね。もしかしたら斜めになっている地面でやるかもしれないし、半分は芝がないかもしれないし。
いろんな条件や環境のなかでゲームをして、勝ったり負けたりする、うまくいったりいかなかったりすることを経験すること。ボールをできるだけたくさん触るのがよいと思います。
12歳までの子はそういうことが理論的にわかるわけではないので、それよりはヴィジュアル、映像として、これはチャンスかピンチか、行けるか行けないかを、観たときに感覚でわかるようにしたい。1回や2回では、できるようにならないと思います。反復する回数が大事です。
プロフィール
吉武 博文(よしたけ・ひろふみ)
1960年、大分県生まれ。大分市立明野中学校サッカー部監督時代に永井秀樹や三浦淳宏らを指導。その後、大分トリニータU-15コーチ時代には清武弘嗣を指導。その後、大分県サッカー協会県トレセンコーチ、日本サッカー協会ナショナルトレセン九州担当チーフコーチ等を歴任。2001年に日本サッカー協会最上級のS級ライセンスを取得。06年に教師を辞めてコーチ業に専念し、09年にU-15日本代表監督に就いた。2011年メキシコで開催された「FIFA U‐17ワールドカップ」ではチームをベスト8に導いた。
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