生と死を強く考えさせられた石川直宏選手の「2011」

2014年03月11日

インタビュー

男三人を育てた親への感謝

 石川家の喜びようといったら、それはもう、大変なものだった。
 初孫に加えて、女の子ということで、パッと花が咲いたようになった。
 カノンが一家に幸せを運んできたのだ。
 石川の父は、普段あまり感情を表に出さない方だという。
 その父までもが、孫の誕生を心待ちにし、手放しで喜んでいた。
 
 しまいには、
「女の子以外認めない」
 とまで言い出したほどだった。
 まだ、お腹の中の性別がわかる前からである。
「本当に女の子で良かったですよ」
 と、石川は笑う。

 石川直宏は男三人兄弟の長男だ。
 三人は歳も近く、仲もいいが、喧嘩も毎日だった。

 男兄弟のいる家庭では、よくある風景と言っていい。
 あっちの喧嘩がおさまったら、こっちの喧嘩が始まる。
 長男、次男、三男のいずれかの組み合わせで戦いが勃発するのだ。
 それは、小学校、中学校、高校まで続いたという。

「母は大変だったと思います」
 と、息子は頭を垂れる。

「今、娘ひとりでもいっぱいいっぱいなのに、
 いったい、どうやって育ててくれていたんでしょうね?」
 自分に子どもができたことで、あらためて親への感謝の念が湧いてきたのだ。

【次ページ】◆善きアドバイザー

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