日本代表・山口蛍選手に学ぶ! ボランチに必要な判断力
2014年06月14日
インタビュー世界との差は決断力の違いにあり
――では日本人と外国人選手の判断の違いというのはどこにあるのでしょうか?
判断力の違いというより、決断の違いにあると思います。外国の選手は迷わずに、思ったプレーをそのままできる。僕ら日本人はそれができない。だからこそ海外の選手は、スゴいミドルシュートを決められるし、メッシなんかは自分のドリブルに自信があるから、ドリブルで行ってやろうと判断して、5人抜きとかできるんだと思います。
――昨年オランダとベルギーという世界のトップ10と戦いました。同じポジションの選手と自分とではどこが違いましたか?
まず見ているところが違いました。ボールを貰う前に見ているところ、貰ってからパスを出すところ、ボールの受け方のほとんどが自分とは違いました。
――その違いを具体的にいうと。
僕たちはひとつ前しか見えていないのが、(オランダは)ひとつ前の奥、斜め、右左というのが全部見えている気がしました。
――判断力に必要なのは視野の確保ですが、子どもたちは特にそうですが、ボールしか見えていなくてボールをボコボコ蹴ってしまうことがあります。この視野はやっていくことで広がっていくものなのでしょうか?
僕自身もそうなればいいなと思っていますが、なかなか難しいですよね。シャビ(バルセロナ)はボールを貰う前に首を振る回数というのはすごく多い。ただ首を何回も振っている間に、ボールを見えていない時間も長いわけです。そうなると止めて蹴る技術というのもすごく大切になってきます。
――外国の選手はミドルシュートを打つタイミングが日本人と違うといいますが、同じチームでプレーするフォルラン選手も含めて、やはりそれは顕著なのでしょうか?
『そのタイミングで?』『そこで打つか!』というのもありますね。フォルランも数々のそういうゴールを決めてきているからなんでしょうが。
――自分だったらもう一手間かけるだろうと?
そうですね。そういうことのほうがほとんどだと思います。
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