「話したくなる空気」をつくることから始めよう。「伝える・話す力を伸ばす」 池上流メソッド
2014年11月18日
コラム自由に発言できる環境づくりから
では、大人はどんなことに気をつければいいのでしょう。まず、子どもが言いたいことが言える環境づくりをしてください。
「コーチ、ここはこうしたい!」
「こんな練習をしたい!」
「(試合では)こんなふうに戦いたい!」
そのようなことを自由に発言できる雰囲気をつくることです。まだ駆け出しのコーチだった頃、大学の先輩でもある祖母井秀隆さん(現京都サンガGM)にオランダサッカー協会の育成関連のビデオ映像を見せてもらったことがあります。
「池上見てごらんよ。オランダのコーチは日本みたいに怖い顔をしてないでしょ?」
「いつも子どもに話しかけているし、子どももコーチに話しかけているよ」
私は日本の育成現場もこうならなければいけないと考えます。「選手の伝え合う力を育むためにこんなことをしましょう」というように何か取り決めをするのではなく、まずは自由な雰囲気をつくる。ふざけたりサボったりすること以外は何をしても、何を言っても叱られないムードです。
そのためには、子どもが言ってきたことを決して否定してはいけません。よく子どもに「何でも言いたいことがあったら言ってごらん」と前置きしておいて、少しでも的外れなことを子どもが言うと「どうしてそんなこと言うの! 今はそれは関係ないでしょ!」と叱ったり、「それは違うだろ」と真っ向から否定する大人がいます。
それでは、子どもは委縮してしまい、「間違っているかも」「怒られるかも」と言いたいことが言えなくなってしまいます。
「池上コーチは、子どもたちの話をすべて受け止めますね」
私の指導をご覧になった方がよくおっしゃいます。例えば子どもに何か質問して、答えられなかった場合「なんでわかんないの?」と叱ったり、その子にそれ以上尋ねるのをあきらめて「じゃあ、キャプテン、答えて」と弁の立つ子に任せてしまってはいませんか?
その場合は「あ、ちょっと待ってね。じゃあ、質問の仕方を変えましょう」と言い方を変えてあげるなどして、大人のほうが工夫してください。気づける子はコーチの姿を真似て、仲間に伝わらないときに相手を責めず自分の言い方を工夫することでしょう。

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