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2015年03月20日

ジュニアサッカーニュース

苦しくてもがんばれる!

 超激レア選手「中澤佑二」を最終チェックする前に……。まずは身上調査ということで、現実のサッカー選手、中澤佑二選手ご本人に自己分析をしてもらった。

「そうですね……ありがたいことに、メンタル面を評価していただくことが多々あるんですが、自分ではあまり精神的に強いと思っていないんですよね。ごくふつうの人間で、何か変わっているところはなく、ナイーブで傷つきやすい面もありますよ。でもとにかく自分はサッカーが大好きなんです! ワールドカップに出たい、チームで優勝したいという強い気持ちがいつも胸にあるから、まわりから見れば苦しそうなことでもがんばれるし、続けることができているんだと思います。そういった姿勢が、精神的に強いと評価していただいている原因なのかもしれませんね(笑)」

 観る者のハートを奮い立たせてくれる、決してくじけない姿勢。彼の情熱がチームを後押しするのだろう。

 中澤選手は自分の選手としての持ち味と特徴は、脚の速さなどの身体能力や足元の技術といった個々のスキルではなく、高い集中力にあると語る。それが技術やスピードに優れた選手たちと競い、上回ろうとしたときに中澤選手が自分を見つめて見出した武器だった。

「試合は90分ありますよね。その間、僕は1秒たりともスキを見せない。ほかの選手が手を抜いてしまうところでも絶対に手を抜かない。そして誰よりも多く走る。ほかの選手が50でやれてしまうところを、僕はずーっと100でやることを意識してます」

 いわゆるスーパースターのなかには90分のうち1分だけ仕事をするタイプがいる。その90分のうち、いつめぐってくるかわからない活躍の瞬間を防ぐために、90分間常にボールに集中。そして喰らいつき、フルパワーで稼働することを意識しているらしい。

 実際、昨シーズンのマリノスは、順位こそ7位に終わったが失点数はリーグ最少の29。1試合に1失点未満というきわめて高い守備力を裏付ける結果が出ている。中澤佑二と栗原勇蔵が組むセンターバックコンビが、常に集中する90分間を34回繰り返したからと考えれば、この数字にも納得はいく。

サカつく003
▲ゲームをプレイする姿からはその集中オーラが全開にほとばとしっていた

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