【第40回全日本少年サッカー大会】高橋壱晟選手に続け!! 今年、クラブ初のプロ選手を輩出した青森FCが連勝スタート/決勝大会レポート
2016年12月27日
大会情報東北の雄・青森FCが連勝スタート!! 本日、決勝T進出をかけ強敵と激突!!
(文・写真●小林健志)
12月26日(月)、鹿児島ふれあいスポーツランドにて行われた「第40回全日本少年サッカー大会決勝大会」。グループHはサガン鳥栖U−12(以下鳥栖)が第2試合で大量19得点を挙げるなど2連勝で首位に立っているが、同じく2連勝し快進撃を見せているのが青森県代表・青森FC U−12だ。
4年ぶり5回目の出場となる青森FC U−12(以下青森FC)は、2010年の第34回大会でベスト16になったことがある。その時の中心選手が来シーズンJ2ジェフユナイテッド市原・千葉に加入内定している青森山田高MF高橋壱晟選手だ。「初めてプロを出せました」と目を細めるのは伊藤豪監督。出身選手から初のJリーガー誕生が決まった記念すべき年に、彼らの代を越える成績を目指し、全国大会に臨んだ。
今大会の2週間前に行われたフジパンカップ東北大会でも優勝し、好調をキープした状態で全国大会に入ったこともあり、第1試合富山県代表・大門少年SC戦は、選手間で適度な距離を取り、しっかりパスをつないで多くの決定機を作った青森FCはシュート数23対1と相手を圧倒。大量6得点で見事に勝利した。
【大門少年SC戦で先制ゴールの津島選手】
続く第2試合栃木県代表・ヴェルフェたかはら那須戦は、14分FW10番釆田光立くんがペナルティエリア内で倒され、MF9番・山本虎くんがPKを決めて先制。後半に入り、36分セットプレーから同点に追いつかれたが、40分山本くんのクロスから、今度は釆田くんが「決定機を外してきたのでどうにかして決めたいという気持ち」で放ったヘディングシュートが決まって劇的な勝ち越し弾。2-1で勝利した。
【チームのエースストライカー釆田選手】
伊藤監督は「ここ最近粘り強さを感じられるようになりました。いろんな大会で苦しい状況がありましたが、ラスト5分の大事さをみんなが感じられるようになり、それを全国で出せたのが嬉しいです」と勝因を語る。第2試合では全得点に絡んだ釆田くんは「最後まで諦めずにみんなが助け合ってプレーできました。みんなが仲良くやっていて楽しくサッカーできるチームです」とチームワークの良さを好調の理由と語った。試合中は選手同士で助け合い、試合後は皆笑顔で仲良く帰る。そんなチームワークの良さが青森FCの魅力だ。
大会2日目10:30~の鳥栖戦は決勝トーナメント進出がかかる大事な試合。伊藤監督は「もっとハードワークして、疲れもあるので16人全体で走って守備してロースコアでも良いので勝ちたいですね」と意気込む。鳥栖に勝利し、1位での決勝トーナメント進出なるか。青森FCの快進撃がどこまで続くか注目だ。
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