サッカーのルール改定へ“一時的退場”など検討。数年以内にプロに導入も?

2017年02月02日

ジュニアサッカーニュース

MANCHESTER, ENGLAND - JANUARY 02:  Referee Lee Mason (R) shows Yaya Toure of Manchester City (L) a yellow card during the Premier League match between Manchester City and Burnley at Etihad Stadium on January 2, 2017 in Manchester, England.  (Photo by Shaun Botterill/Getty Images)
(写真●Getty Images)

 国際サッカー評議会(IFAB)は、来月開催される第131回年次総会において、違反を犯した選手を「一時的退場」とする新ルールの導入などについて検討を行うことを明らかにした。

 サッカーの競技規則に関する決定を行うIFABは、3月3日にロンドンのウェンブリー・スタジアムで行われる年次総会に向けたアジェンダを発表。国際サッカー連盟(FIFA)技術発展部門責任者のマルコ・ファン・バステン氏らが言及していた新ルール案のいくつかが議題に含まれている。

 そのうちのひとつは、現行のルールであればイエローカードに値する選手を5分間あるいは10分間などの一時的な退場処分とする、いわゆる「シン・ビン」制度。ユースやシニアなどの草の根レベルでの導入を認めることについて検討されるとのことだ。英メディア『BBC』などは、今後2年から3年以内にプロフェッショナルレベルに導入される可能性もあるとの見通しを伝えている。

 また、選手交代の人数や試合時間について、ユースやアマチュアレベルでは現在以上に各協会の自由裁量を認めることも議論されるという。判定への抗議などに関し、チームのキャプテンのみが審判と対話可能とするルールの導入についての検討も示唆されている。

 IFABはイングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドの英国4協会から各1名の代表と、FIFAからの代表4名で構成される。ルール改正には年次総会出席者の4分の3以上の賛成票が必要となる。

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