サッカーで起こりやすいケガの種類とは。 対処法とケガとの上手な付き合い方
2017年11月20日
コラムプロ選手のケガとの付き合い方とは?
これまでジェフ千葉や日本代表のチームドクターとしてプロサッカー選手のカラダを見てきた池田先生。プロサッカー選手はケガをしたときにどのように対処し、どう向き合うのか?プロ選手のケガとの付き合い方は?
「プロ選手とお子さんでケガをしたときに何が違うかというと、プロ選手はケガを前向きに捉えるという意識の差です。プロはケガをする前よりもさらにいい状態で復帰できることを考えて、自分が今までできなかったトレーニングなどを組み込んでリハビリをしていくんです。
プロ選手のケガで一番多いのは膝の靭帯損傷ですが、保存療法で治療できる内側側副靭帯損傷なのか?それとも手術が必要 な全十字靭帯損傷なのか? は大きい。全十字靭帯損傷になると、靱帯を再建しなければいけないのでどうしても半年くらいはかかってしまいますからね。
そうなってしまった場合、プロ選手は精神的なダメージはあるにせよ、それを引きずってもしようがないので、復帰してからのカラダをどうするか、半年以上のリハビリをどう過ごすかを考えて、今までやれてなかったトレーニングをすることに集中するわけです。例えば、全十字靭帯損傷のリハビリは行程がもう決まっていますから、それは動かしようがない。それ以外の部分、もともと体幹が弱っかったりする場合は、リハビリにプラスして体幹トレーニングを組み込んで、今以上にケガをしないようなカラダ作りをしようというふうに前向きに治療に向かうわけです」
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