伝えないと理解してくれない。それはサッカーでも同じ。サッカー選手がサッカー以外を学ぶ重要性【1月特集】
2019年02月06日
コラム
【現在はアメリカ・オクラホマ大学に所属する黒崎優香選手(写真●中澤捺生)】
黒崎選手がアメリカで得たことは何?
――「これが勉強だ」ということを思い知ったところもあったんですね。先ほどタイムマネジメントという言葉が出ていましたが、アメリカの大学で何が身についたと思いますか?
黒崎選手「タイムマネジメントについは、日本よりアメリカの学生の方ができています。私も日本の大学を選んでいたら何を専攻していいのかもわからなかったと思いますし、そもそも大学は専攻して学ぶ場所なんです。日本だと、サッカーをしていたらスポーツ科みたいなことは多いです。そういう点では、籾木さんは稀な選手。
アメリカでは、ビジネスとかマネジメントとか、アスリートがそういうことを考えるのは当たり前です。私も今後スポーツマネジメントを学ぶ予定なので、だからマーケティングだとか、日本で発信されている記事も読んでいます。この先、私も『サッカーだけをやっていけるわけではない』ことを理解していますし、サッカーだけに集中できるのはあと数年です。
その後に何をするかと考えた時に何か学んでいるものがないと何もできません。多分サッカーしかしてきていないのでスポーツ関係ならすごく興味を持てるし、勉強し続けられます。そう考えると、アメリカの方がスポーツマネジメントは日本より進んでいるので、しっかりとこちらの大学で学びたいと思っています」
――自然に視野が広がったんですね。
黒崎選手「勉強だけじゃなくて、留学そのものが自分の考えを大きくしています。いろんな国籍の人がいて、文化も違いますし、国によって性格も様々です。『これがダメだ』という価値観って、日本だと『これが正しい』が雰囲気としてあるじゃないですか。でも、アメリカだと別に間違いではないし、他のアイディアがあって当たり前が基本です。他人の考えを聞くことは間違いではないし、否定する必要もありません。それを受け入れたらいいだけのことです。知らないことだから知っただけ。そういう意味では、日本にいるよりは学べています」
――日本のように単一民族の中で生きているわけではないので、日本人のいう「暗黙の了解」みたいなものはあまりないように思います。
黒崎選手「日本人はルールを守ります。静かな空間で勉強するのが当たり前だから、教室も先生が話している声だけがします。でも、アメリカ人は自分に自信があるから発言をします。アメリカでは発言できて当たり前です。むしろ発言しないと参加としてカウントされないし、自分の意見を伝えるのが当然のことです。でも、日本人からしたら『シャイだし』ってなってしまいます。私も意見をいう時は頭が真っ白になりますが、そういうところはアメリカに行ったからわかったことなんです」(語学学校についてはコチラ)
――複数の国籍が混ざり合う海外だと、意思表示は大切です。私もヨーロッパを数か月間放浪した時にそういうことが少し理解できました。
黒崎選手「伝えないと理解してくれないですし、それはサッカーでも同じです。声を出さないとパスをくれないし、実力を見せないとボールが回ってきません。1年目にサッカー部に合流した8月の頃は『パス』と叫んでもパスをくれませんでした。だから、少しでも自分を知ってもらうために、最初はいつも以上に強引にプレーしていました。『これだけできるんだよ』って。そうすると、少しずつわかってもらえてパスが出てくるようになりました」
――よくよく考えると当たり前ですよね。あっちからしたらこっちが海外から来ているわけですから。そもそもその人を知りませんからね。
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