低学年、高学年ともにバディーSCが優勝を勝ち取る!/「日産カップ争奪 第45回神奈川県少年サッカー選手権大会」
2019年02月19日
大会情報取材・写真・文●山本浩之
バディーがU12、U10でともに優勝
「日産カップ争奪 第45回神奈川県少年サッカー選手権大会」は、2月17日(日)、日産スタジアムで決勝戦が行われた。
低学年の部(U10)と高学年の部(U12)は、ともにバディーSC(以下、バディー)とFCパーシモン(以下、パーシモン)が決勝で顔を合わせることになった。神奈川県の少年サッカー大会で最も伝統があり、ベスト4に入ると日産スタジアムのピッチで試合をすることができ、小学6年生の選手にとっては最後の公式戦となるのがこの大会だ。
高学年の部に先駆けて行われた低学年の部の決勝では、前半15分まで互いに一歩も譲らない、そんな試合を演じていたが、前半残り5分になってバディーSCが22番・吉本翼くんのゴールで均衡を破った。スコアは動いたものの、後半になっても互角な試合展開が繰り広げられたが、10分になって、バディーの29番・勝又悠月くんが相手ゴール前に迫ると、飛び出してきた相手ゴールキーパーはボールを奪うことができず、バディーは22番・吉本くんがボールを受けると、無人のゴールマウスにシュートを決めて2-0とした。この後、パーシモンも粘りをみせるが、バディーの堅守をこじ開けことができず、バディーが2点差を守り、低学年の部で優勝を果たした。
つづく高学年の部は、まさにシーソーゲームといった試合展開になった。先制したのはパーシモン。バディーの攻撃を凌いで反撃に転じたパーシモンは、右サイドから15番・野村渓太くんの放ったグラウンダーのシュートがゴール左隅に決まった。
だが、バディーは、その3分後にコーナーキックからのチャンスを16番・石井柊吾くんがものにして試合を振り出しに戻すと、前半も残り5分というところで、21番・松澤昴琉くんが、相手ディフェンスとゴールキーパーの隙を突いてゴールネットを揺らし逆転に成功する。
前半を1点のビハインドで終えたパーシモンだったが、後半は慌てることなく、落ち着いた守備から攻撃に転じるシーンが見られた。すると5分になって、しっかりとボールを奪い切るとパスワークを駆使して相手陣内の深くまでボールを運び、9番・八田秀斗くんが同点弾を放つ。八田くんは5分後にも8番・村瀬悠馬くんのパスからゴールを決め、パーシモンが3-2と勝ち越しに成功する。
けれども、スコアはここからさらに動く。バディーは8番・金子俊輔くんのミドルシュートがゴールネットを揺らすと、その2分後に13番・宮田遙くんのゴールで再度逆転するのだが――粘るパーシモンは10番・矢越幹都くんのシュートで1分後に同点に追いついたのだ。
試合は4-4で前後半を終え、両チーム、一歩も譲らない試合は延長戦に突入した。40分間の熱戦の中で、バディーは、カウンターやサイドアタック、相手ディフェンダーの背後を突く攻撃もあった。パーシモンはパスワークやツートップの攻撃力に見応えがあった。それぞれチームワークだけではなく、選手個々の1対1のぶつかり合いも強い気持ちを感じることができた。
しつこいようだが、両者互角の試合だった。それだけに5分ハーフの延長では決着がつかないのではと思った。――だが、延長後半も残り時間わずか1分のところで、バディーは左サイドの10番・白須健斗くんから渡ったボールを7番・中西大晴くんがパーシモンのゴールに沈め、5-4とし、試合の幕を閉じたのだ。
タイムアップの笛が吹かれたとき、バディーの選手たちは、自分たちの喜びの気持ちを優先させることなく、崩れ落ちたパーシモンの選手たちの元へと、すぐに駆け寄った。その姿が印象的だった。
■高学年の部・優勝 バディーSC 南雲伸幸監督
(今年のチームの印象は? との質問に対して)浮き沈みのある学年だなと感じていました。全少(全日本U-12サッカー選手権大会・神奈川県予選)の決勝では0-5でした(笑)。あの試合は、失点が響いてしまいました。いつもなら晩回できるような子たちだったのですが、緊張感があったのでしょうね。今大会は、自分たちの良さや武器を出そうということで、失点は気にせずに戦った結果が(決勝のパーシモン戦での)点を取って取られてのシーソーゲームになったのかと思います。
この大会は(ジュニア年代の)集大成として選手の良さを出したいと思っていました。6年生の最後の大会で優勝をするというのは、彼らの次のスタートにとってもプラスになると、私のこれまでの指導経験から感じています。ですから、彼らは自信を持って、次のステップに進んでくれると思います。
<ジュニサカMOM>
■高学年の部・優勝 バディーSC 8番 金子俊輔くん
バディーのキャプテンとしてチームをまとめていた金子くん。明るく、元気なチームを目指して取り組んでいたと話してくれました。得意な角度だったという同点弾のミドルシュートは見事でした。南雲監督は「キャプテンは私が決めたのではなく、俊輔が立候補したんです。キャプテンというよりムードメーカー的な存在でしたね。みんな、どんどんキャプテンに意見ができていて、すごく良いチームになったと思います。彼にはミドルシュートとスピードという武器があるので、これからもそこを追求して、ジュニアユースでも自分の良さを発揮してもらいたいですね」とエールを送っていました。
<関連リンク>
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