運動会本番でついつい緊張してしまう子どものためのリラックス方法とは?

2016年05月16日

メンタル/教育

「緊張は新しいことにチャレンジしている証拠」

 ちなみに私が競技人生の中で一番緊張したのは、100mで日本記録を出したレースと世界室内の決勝に残ったときでした。

 頭の中では冷静にレースのことを考えていたのに、指先の震えが止まらなかったのです。

 自分ではリラックスしていたつもりだったのですが、「筋肉が緊張している」と感じた数少ない経験でした。

 けれども、そうした緊張を何度も経験すると、だんだんと緊張感が薄れていき、やがては〝慣れ〞へと変わっていくことがあります。

 そうなってくると、どれだけ緊張しようと思ってもできません。逆に気持ちが緩んでしまい、思うような結果が出せなくなったり、場合によっては大きな失敗につながることがあるのです。

 ですから、緊張というのはマイナスのことばかり、というわけではないことを覚えておいてほしいのです。

 何より、緊張しているということは、自分が新しいことにチャレンジし、立ち向かっている証拠です。

 それを応援しない人なんていません。

 保護者や指導者はぜひ、「試合で緊張するのは素晴らしいことなんだよ」ということを子どもたちに伝えてあげてください。

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