イニエスタは「ヒジの使い方」がうまい! “小さくても勝てる”選手のカラダの使い方とは

2019年06月16日

フィジカル/メディカル
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アンドレス・イニエスタ

Vissel Kobe v Yokohama F.Marinos - J.League J1

 ヴィッセル神戸に所属する元スペイン代表MFです。スピードはありませんが、絶妙なボールコントロールと緩急をつけた動きで、相手の逆をとることに長けています。対戦した多くの選手が「顔が上がっていて飛び込めない」と話すように、肘をうまく引いて上半身を起こし、常にまわりを見ているので、どんな状態からでもあらゆる動きに対応できるのです。


武藤嘉紀

Japan v Poland: Group H - 2018 FIFA World Cup Russia

 日本人の中でも身体の使い方に優れている選手の1人です。これまでに挙げた選手たちと同様に、身体の力を適度に緩めて、必要なときに固める、という身体操作をすることができます。プレミアリーグというフィジカルの強さが求められる舞台でプレーできるのも納得です。


<プロフィール>
樋口 敦(ひぐち あつし)

1983年6月13日生まれ、岡山県出身。理学療法士、日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー。大学卒業後、千葉県、神奈川県のスポーツ整形外科に勤務。スポーツ選手を中心に20,000人以上のリハビリを行う。2011年、ファジアーノ岡山(当時J2)の理学療法士に就任。プロサッカー選手のリハビリ、コンディショニング、トレーニングを2年間担当。現在はJリーガーやアマチュア選手のパーソナルトレーナーを務める。ツイッター:@1983physio


81GleDl8tsL【書名】10代のための新しいトレーニング ヒグトレ 背中を柔らかく鍛えるとサッカーはうまくなる
【発行】株式会社カンゼン
【発売】2019年6月13日
【判型】A5版・160P
【価格】1700円(税別)

サッカーは足を使うスポーツですが、足の力だけでは、力強いボールを蹴ることはできません。
脊柱(背骨)のしなりが生んだパワーを肩甲骨と股関節を介して腕や脚に伝えます。
そのためには、モビリティ(可動性)、スタビリティ(安定性)、ムーブメント(協調性)を高める必要があります。
脊柱、肩甲骨、股関節のモビリティ、スタビリティ、ムーブメントを高め、怪我をしにくく、
力強い動きを手に入れるための理論とトレーニング方法を紹介します。

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