自ら考えて行動する力がプロの歩みを切り開く 海外フットボーラー・柴村直弥選手の思考力!
2014年08月03日
サッカーエンタメ最前線プロでも自分の信じた道を突き進む
プロサッカー人生はシンガポールから始まっています。大学4年次にテストを受けたチームからはいい返事がもらえなかったが、アルビレックス新潟シンガポールの強化部長から声がかかったそうです。
自身のイメージとは違い、Jリーグのクラブからの誘いではありませんでした。ただ、目標はプロで成功を収めること。柴村選手は目標を見失うことなく、「結果を残せばJのクラブに移籍できるはずだ」と決意して海を渡ります。
「シンガポールでプレーするのは、長くて2年間だと心に決めていました。でも、1シーズンが過ぎた時に気づいたのです。シンガポールとJリーグとではシーズンの開催期間が同じだから、1年契約を結ぶとテストが受けられないと。そこで2年目は強化部長に相談し、半年契約を結びました。夏の移籍を目指し、つてをたどってアビスパ福岡、サガン鳥栖、徳島ヴォルティスの3クラブに連絡をとり、練習参加の約束をもらって6月に帰国しました。でも、4月に顔面を骨折していたんです。帰国直前に復帰はしましたが、自分のプレーができずにいい返事はもらえませんでした」
しかし、すぐに次の目標に向かって行動できるのが柴村選手の強さでもあります。翌シーズンの練習参加に備え、地元の広島でトレーニングを開始しました。午前中はジムで体を動かし、昼は体のケア、夜はさまざまな社会人チームでボールを蹴ったそうです。ただ、社会人チームも毎日練習しているわけではないので、「どこかで練習をしている」と噂を聞けば、そこを探して飛び入りで練習に参加したのだそうです。
「この頃が一番辛かったですね。でも、この経験があるから今の自分がある。人の支えがあるからサッカーがやれるんだという喜びをあらためて認識しました」
翌年にはアビスパ福岡と契約し、協力してくれた人たちの期待に応えました。逆境をバネに一歩ずつ前進する力はその後、徳島ヴォルティス、ガイナーレ鳥取、藤枝MYFCとチームを移り変わっても失われることなく、プロフットボーラーとしての土台になっていきます。
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