『フットボールフォーフレンドシップ』ドイツ遠征レポート。世界での貴重な体験を通じて

2015年06月09日

ジュニアサッカーニュース

UCL決勝観戦という貴重な体験

 2日目は、会場をベルリン市内のUEFAチャンピオンズリーグイベント施設に移し、決勝戦が行われた。会場には、グローバルアンバサダーを務めるフランツ・ベッケンバウアー氏のほか、内田篤人選手のチームメートであるユリアン・ドラクスラー、ファビアン・ギーファー(ともにシャルケ所属)、アナトリー・ティモシュチュク(ゼニト所属)といった現役プロ選手もゲストとして駆けつけ、大会を盛り上げた。

 決勝戦は、SKラピード・ウィーンとFCチューリッヒ(スイス)の対戦となった。この試合でもやはりSKラピード・ウィーンが試合のペースを握って得点を重ね、結局5-2で勝利して初の優勝に輝いた。

 直接FKを決める先制点をあげ、チームの優勝に貢献したLukasは「優勝できて非常にうれしい。最高だね」と喜びを噛みしめた。さらにLukasには自分のストロングポイントや将来の夢について聞いてみると、「自分の長所は得点感覚が優れていること。そこをもっと伸ばしたいね。将来は、チャンピオンズリーグの決勝の舞台に立てるような選手になりたい。自分が憧れているメッシのように」と話してくれた。

 そして、この日はLukasが話したチャンピオンズリーグ決勝の日とちょうど重なっていた。というのも、この『フットボールフォーフレンドシップ』では、10代の若き少年・少女たちに貴重な体験を与えたいという思いから、24ヶ国のチームすべてに、チャンピオンズリーグ決勝の観戦の機会が与えられている。

 その日の夜には、大会に参加した全選手がFCバルセロナとユベントスの決勝を観戦。メッシ、ネイマール、テベス、ブッフォンなど数々のワールドクラスのスターたちが魅せるプレーに、FC東京の選手たちも大興奮。自分が憧れている選手や、自分と同じポジションの選手などのプレーを見ながら、これからの自分に何が必要かを考えるいいきっかけになったようだ。今回の経験を糧にして、これからのサッカー人生に、ぜひつなげてもらいたい。

【フットボールフォーフレンドシップ】FC東京の大会結果

(予選リーグ1試合目)
FC東京 4-0 MTKブダペストFC(ハンガリー)
■得点者 須藤選手3、渡邊選手1

(予選リーグ2試合目)
FC東京 3-1 アトレティコ・マドリード(スペイン)
■得点者 三浦選手2、渡邊選手1

⇒予選グループ1位で決勝トーナメントに進出。

(決勝トーナメント1回戦)
FC東京 5-2 SKスロヴァン・ブラチスラヴァ(スロバキア)
■得点者 沼田選手3、須藤選手2

(決勝トーナメント準決勝)
FC東京 3-5 SKラピード・ウィーン(オーストリア)
■得点者 須藤選手3

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