サッカーに生かす“相撲”。ケガ予防やダイエットにも効果がある“四股”の基礎を学ぶ

2017年02月24日

コラム

相撲×サッカー その効果は?

 これは実際にJリーグの育成組織の監督から聞いた話だ。相撲の効果はサッカー指導者も一目置くところだという。そこで相撲の『核』にスポットを当てよう。ただし基礎がないのにいきなり張り手や投げ技ではケガをしてしまう。最も簡単にサッカーのトレーニングに取り入れることが可能であり、しかも奥が深い『四股』(しこ)について学ぼう。

「四股は相撲の基本中の基本ですし、他のすべてのスポーツにも共通する基礎だといえます。足腰を鍛えるだけでなく、股関節の柔軟性を養うのに一番のトレーニング方法ですよ」
 
 今回話を聞いたのは、京都市で京都嵯峨相撲スポーツ少年団の指導にあたる田中伸明さん。田中さんは2017年3月の大阪場所で新入幕となる宇良関をアマチュア時代に直接指導。現在も小中学生、更に宇良関の出身校である京都府立鳥羽高校相撲部の指導もおこなっている。同時に小学生の時にサッカー、中高ではラグビーをプレーした生粋の『フットボーラー』でもある。

「私の経験からいっても、股関節の柔軟性を養うのに四股は最適ですし、逆に股関節が硬い選手はケガをしやすい。ケガの予防という意味からも四股をしっかり身に付けて欲しいと思います」

【次ページ】正しい四股の踏み方

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