世界一を成し遂げた横河武蔵野FCに聞く!日本が世界に通じるもの、通じないもの
2014年12月12日
インタビュー11月、ブラジルで開催された「ダノンネーションズカップ2014世界大会」で、横河武蔵野FCジュニアが日本勢として初めて優勝の栄冠に輝いた。もともと個の育成に定評のあるチームだが、今季はフィジカル能力も兼ね備えた好チームで前評判は高かった。彼らはどのようなアプローチの中で育ち、世界大会で何を経験し、感じたのか。戸田智史監督に話を聞いた。
文●平野貴也
写真●DANONE2014
イングランド、オランダ、パラグアイなどの強豪を撃破
――優勝おめでとうございます。世界大会では欧州、南米、アジア、アフリカと様々な地域のチームと対戦しましたね。いかがでしたか
ありがとうございます。初戦で対戦したオランダは、慈善団体が機会に恵まれない子どもたちにチャンスを与えるという形で作ったチームでしたが、強かったですね。元オランダ代表のクライファートみたいな大きくて上手な選手もいました。
私たちが初戦で動きが硬かったという部分もあるのですが、いつもと同じように一歩持ち出してシュートを打とうとすると追いつかれてしまうというか、足が伸びて来てブロックされるシーンが多かったです。
シュートでもクロスでも最初に打てるタイミングを逃さないことが大事だと選手には言って来ましたが、それを肌で感じられたと思います。
第2戦のサウジアラビアは、代表チームで180センチの長身選手もいました。やはり同じアジア勢ということもあって、勝負にこだわって対抗心を見せて来て、すごく良いチームでした(※横河武蔵野は、この試合だけ無得点で引き分けた)。
――第3戦のアルジェリア戦は大勝でしたが、きん差のゲームばかりでしたね
トーナメントは、すべて厳しい試合でした。1回戦のイングランドは、失点した瞬間にタイプの違うFWを投入して、その選手をターゲットにして押し込んできました。
2回戦のルーマニアは、日本のクラブチームでも多いポゼッション型のスタイルだったので、やりやすい相手でしたね。準決勝のチリ、決勝のパラグアイは(DF、MFの)2ラインで守ってくれたので、ボールは保持できましたが、相手が狙ってくるカウンターは鋭かったですね。
あとは、僕たちがパス回しで優位に立てたのは、世界大会が今回から8人制で行われた(※前回までは9人制)ので、2011年度から8人制を導入している日本の方が慣れているという部分もあったと思います。
ただ、ルールの面では(ゴールから13m地点に設置されていた)オフサイドラインが撤廃されて、GKのパントキックは禁止という国内とは異なる部分もあって、僕たちが戸惑ったところもありました。
カテゴリ別新着記事
ニュース
- 昨年王者ソレッソ熊本、柏レイソルなどが2連勝スタート!【JFA 第48回全日本U-12サッカー選手権大会】2024.12.26
- 「2024 関東トレセンキャンプU-14」参加メンバー発表!2024.12.16
- U-19日本代表候補、国内トレーニングキャンプ参加メンバー発表!2024.12.16
- U-16日本代表、スペイン遠征参加メンバー発表!2024.12.05
フットボール最新ニュース
- 近江高校の躍進を支えた7つの班。「こんなに細かく仕事がある」部員も驚くその内容2024.04.24
- 「三笘薫ガンバレ」状態。なぜサッカー日本代表は個を活かせないのか?2024.04.24
- 【遠藤航・分析コラム】リバプールは何が変わったか。遠藤を輝かせる得意の形2024.04.24
- リバプールがプレミア制覇に一歩リード?「タイトル争いは間違いなく波乱万丈」2024.04.24
- 前回王者マンC、絶対的司令塔の今季CL初出場・初ゴールで勝利。レアルも先勝2024.04.24
大会情報
- 【卒業記念サッカー大会 第17回MUFGカップ 大阪大会】大会結果2024.03.10
- 【卒業記念サッカー大会第17回MUFGカップ 大阪大会】フォトギャラリー2024.03.10
- 【卒業記念サッカー大会 第17回MUFGカップ 愛知大会】大会結果2024.03.09
- 【卒業記念サッカー大会第17回MUFGカップ 愛知大会】フォトギャラリー2024.03.09
お知らせ
人気記事ランキング
- 「2024 関東トレセンキャンプU-14」参加メンバー発表!
- 昨年王者ソレッソ熊本、柏レイソルなどが2連勝スタート!【JFA 第48回全日本U-12サッカー選手権大会】
- 「JFAナショナルトレセンU-12関西」が開催!
- 「2024ナショナルトレセンU-14(後期)」参加メンバー発表!
- 「2022ナショナルトレセンU-14、U-13 後期(JFAアカデミー)」参加メンバー発表!
- クリエイティブな選手をどう育てる?ジュニア世代で「フットサル」を理解することの重要性
- 「2024ナショナルトレセンU-14 中期」参加メンバー発表!
- FC東京 ホームゲーム時に「青赤お笑いグランプリ」開催
- 南さつま市のカルチャトーレJrが開催県代表として全国へ。頼れるエースがハットトリック/第40回全日本少年サッカー大会 鹿児島県大会
- 巧みな試合運びを見せた江南南サッカー少年団が2年連続で全国の舞台へ!/バーモントカップ 第27回全日本少年フットサル大会