リズム動作を取り入れることでサッカーがうまくなる!?新たなトレーニング法“アジリズム”を動画で学ぶ
2016年10月26日
コラム全身でバネを作れる選手を目指す
カラダの使い方や柔軟性という観点では、ネイマールとメッシは両極端の選手なのですが、僕はよく、ネイマールは猫、メッシはねずみ、と表現しています。いずれも動物のように脊柱をうまく使えていて、左右に動いたり、360度方向にいろいろな動き方をしたりできる選手たちです。
この状況を説明するのに大事なことは「重心移動と軸の意識」という考え方なのですが、これは映像を見ながらうまく感覚を掴んでみてください。自転車にたとえれば、上半身がハンドル、下半身がタイヤに当たりますが、ハンドルという上半身からカラダを動かして、それを下半身に伝えるような動き方が大事だということです。常に上半身の動きを意識できるトレーニングをアジリズムではメニューで構成しているのですが、ネイマールやメッシといった選手たちはこの動き方ができているお手本といえます。
さらにわかりやすい言葉で表現するとすれば、「全身でバネをつくる」ということになるでしょうか。彼らはバネのようなしなやかな動きができているから、みんなが観たときに思わず、うまい! と思えるプレーを披露できるのです。
サッカーは足下の技術もとても大事ですが、ネイマールやメッシ、そしてジダンのように、さらにカラダをリズミカルで巧みに操る力があり、頭の回転力が伴った判断力の高さ、という3点が揃ったときに、世界のトップでも通用する選手になれる可能性が出てきます。
この3点を意識したトレーニングを継続して積んで、海外の選手たちと同じくらいにカラダの基礎能力に引き上げられれば、トップ選手に並ぶ日本人選手がいつ出てきてもおかしくないと僕は信じています。
■アジリズムのトレーニングを行う際に頭に入れておいてほしいこと
・全身でバネをつくる
・重心移動と軸を意識する
・形だけを見るのではなくリズムからむ
プロフィール
木下 徹 (きのした とおる)
15歳の時にダンスと出会い、その後二度に渡り渡米。国内外のダンススタジオや専門学校で豊富な講師経験を持ち、メジャーシーンではトップアーティストのバックダンサーや振り付けを担う。20年以上におよぶダンスキャリアや指導経験から、人間が本来持つポテンシャルをさらに引き出し、脳やカラダの能力を大きく向上させる効果があることを知る。この能力をアスリートが身につけることで、世界のトップレベルで活躍できる選手の育成につなげられないかと、さまざまなスポーツトレーニングを実際に体感し、アスリート向けの専用トレーニングプログラムを考案。リズムをベースに頭脳やカラダ能力を音楽に合わせて向上させる新たなトレーニング方法「AgiLhythm」の考案者。
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